日産自動車は、神奈川県産業集積方策(インベスト神奈川)の「施設整備等助成制度」の申請を22日に行ったと発表した。
神奈川県厚木市に、先行開発機能を集約した日産アドバンスド・テクノロジー・センター(NATC)を新設するとともに、厚木市・伊勢原市に立地する同社最大の研究開発拠点の日産テクニカル・センター(NTC)の開発機能を増強するため。
今回の助成金の対象となる投資総額は、建物、研究開発設備投資を含めて2005年度−09年度の5年間で約580億円。
これは、先行開発機能を集約したNATCとNTCのパワートレイン開発機能増強のための投資で、このほかにNTCのデザインセンター、エンジニアリング棟の増強で約320億円の投資を行っており、厚木地区の再開発全体では、合計で約900億円の投資を計画している。