タクシー強盗の目的地は「人気の無い駐車場」

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12日、東京都江戸川区内の駐車場で、客を装ってタクシーに乗車した男が運転手を刃物で脅し、売上金などの現金約2万円を奪って逃走する事件が起きた。運転手は抵抗した際に負傷しており、警察では強盗傷害事件として捜査を開始した。

警視庁・小岩署によると、事件が起きたのは12日の午前3時ごろ。葛飾区新小岩2丁目付近の区道を走行していたタクシーを30歳代とみられる男が止め、「後で人を乗せる」と言いながら助手席に乗りこんできた。

男は66歳の男性運転手に道案内をしながら、江戸川区本一色3丁目付近にある駐車場に誘導。クルマが停止するなり、持っていた刃物を突きつけて「カネを出せ」と脅した。

運転手は抵抗した際に手を切りつけられたが、男は運転手がひるんだ隙に売上金約2万円の入ったバックを奪い、そのまま逃走している。運転手は左手を切る全治2週間あまりのケガを負っている。

警察では強盗傷害事件として捜査を開始。男が当初から人気のない駐車場に誘導し、犯行に及ぼうとしていたものとみて調べを進めている。

《石田真一》

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