三菱自動車は、2004年第1−3四半期(4−12月期)連結決算を発表した。それによると売上高は前年同期比11.7%減の1兆6179億円と大幅減収となった。
欧州での販売は好調だったものの、リコールに関する不正事件で、日本での販売が半減、米国もフリート販売の圧縮で低迷した。
このため、営業赤字は前年同期よりも133億円悪化し997億円となった。経常赤字も増資にかかる新株発行費用の計上や持分法投資損益の悪化で472億円悪化して1441億円の赤字となった。
当期赤字はリストラ関連費用、愛車無料点検費用、米国生産設備の減損処理などの特別損失で1256億円悪化して2282億円の赤字となった。
通期の見通しは1月28日に下方修正した通りで、売上高が2兆350億円、営業赤字が1320億円、経常赤字1970億円、最終赤字が4720億円となる見込み。