ホンダが28日発表した2005年3月期の第3四半期(10−12月)連結決算は、増収減益となったものの、同期までの9カ月通算では売上高、純利益とも過去最高に達した。
9カ月通算では4輪車の世界販売が前年同期比8.8%増の238万台と好調に推移、売上高は6兆3005億円(4.7%増)となった。円高により北米の利益率が低下したものの、アジアや欧州の販売増でカバー、営業利益は0.7%増の4905億円だった。
純利益は0.5%増の3921億円。需要の伸びが鈍化している中国での4輪車販売も堅調で、持ち分利益の合計は25.4%増の765億円に達した。