NASCARスポンサーにニコレット禁煙ガム

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「ウィンストンカップ」などの名前からも分かるように、レースのスポンサーとして大きな役割を果たして来たのはタバコ会社。しかし、禁煙の流れが進むアメリカで、ついに禁煙グッズの『ニコレット』(ニコチンガム)がNASCARのスポンサーになることが決定。

ニコレット社によると、NASCARスポンサーに名乗りを上げた理由は、「喫煙者のいるところにビジネスチャンスあり」だから、という。

NASCARファンは一般の人と比べて28%も喫煙率が高く、NBA、NFL、MLBなどのスポーツファンと比べてもタバコ消費量が多いという調査結果がある。それだけ潜在的な禁煙指向もある、というのが同社の見方。

ニコレットは今後3年間のスポンサー契約を結び、その額は明らかにされていないが年間300万ドル以上、と推定されている。

現在全国レベルでNASCARのスポンサーを行っているタバコ会社はなく、1つのレーシングチームのみがタバコ会社のスポンサーとなっている。

タバコ会社のスポンサーが禁止されているわけではないが、相次いだタバコ会社に対する訴訟の中で広告に対する制限を行う、という内容があったため、今後もメジャーなスポーツのスポンサーにタバコ会社が復活する可能性は低い、という。

NASCARは「ヘルシー」なイメージの増進をはかっており、現在フィットネス会社へのスポンサー契約が進められている、とも言われている。これも時代の流れ?

《Sachiko Hijikata, US editor》

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