衝突したクルマが工事現場に突入…8人が死傷

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21日、福岡県前原市内の農道で、大型ダンプカーとRVが出会い頭に衝突し、2台とも近くで行われていた道路拡張工事の現場に突っ込む事故が起きた。作業員2人がクルマの下敷きになるなど、この事故で8人が死傷している。

福岡県警・前原署によると、事故が起きたのは21日の午前10時30分ごろ。前原市蔵持付近の農道で、35歳の男性が運転する大型ダンプトラックが直進していたところ、左側からこの農道に進入しようとしていた72歳男性の運転するRVと出会い頭に衝突した。

2台のクルマは弾みで近くにある道路拡張工事の現場に飛び込み、ここで作業していた2人がクルマの下敷きとなった。2人は約30分後に救出されたが、このうち36歳の男性は収容先の病院で死亡を確認。64歳の男性は地元の病院では治療ができない状態だったことから、ドクターヘリで福岡市内の病院に搬送されている。

また、RVに乗っていた3人も重傷。工事現場で作業していた別の3人も軽傷を負い、病院で治療を受けている。

現場は直線道路で、RVが出てきた交差道路からの見通しも悪くはなかった。警察では双方のドライバーの安全確認に問題があったものとみて、回復を待って事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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