茨城県牛久市内で19日に女性が複数のクルマにはねられ死亡した事件で、茨城県警は21日、2番目以降に女性をはねたとみられる容疑者2人を、23日には最初にはねた男を発見。業務上過失致死や道路交通法違反容疑で逮捕した。
茨城県警・竜ヶ崎署によると、事故が起きたのは19日の午前5時55分ごろ。牛久市女化町付近の県道をクルマで走行していた男性が、前方の路上に女性が倒れているのを発見。110番通報した。
通報した男性は後続車に対して回避するように合図したが、少なくとも数台がこれを無視して女性をはね、そのまま逃走。警官が現場に到着した際、女性はすでに死亡していた。その後の調べで被害者は近くに住む65歳の女性であることが判明している。
同署では現場に落ちていたクルマの破片や、目撃情報から容疑車両の割り出しを開始。21日には2番目以降にひいたとみられる大型トラックを運転していた40歳の男と、乗用車を運転していた37歳の男を業務上過失致死や道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。取り調べを続けている。
また、23日には最初にひいたとみられる男も逮捕されており、警察では事故の因果関係について、さらに調べを進める方針だ。