この1年で急騰したガソリン価格、そして税制優遇措置の延長決定。まるで世界中がハイブリッドカーを後押しするかのような展開に、当の一般ユーザーがどのように反応しているのか……。
クルマの買い取りと販売を行なうガリバーインターナショナルが運営するガリバー自動車流通研究所が意識調査を行った。
ガソリン価格高騰への対応は、約半数が「セルフスタンドの活用」を挙げた。年代別で見ると、20−30代はセルフSSや会員カードなど“足で稼ぐ”サービスを利用する割合が多く、 50代あたりになると「燃費の良いモデルを選択」の割合が増える。
そして1年以内にクルマを買い換える予定のあるドライバーに「ガソリン価格の高騰がクルマ選びに与える影響」を聞いたところ、3/4が「何らかの影響を受ける」という。最も多い回答は「候補車の中から燃費の良いモデルを選ぶ」で43.7%。
ガソリン価格対応としての「ハイブリッドカーを購入」は6.3%だが、ガリバー自動車流通研究所では、ハイブリッド車の少ない車種展開を考えると高い数値、と分析する。
その「ハイブリッドカー購入」については、ハイブリッドカーの自動車取得税の軽減措置が2年延長となったことから、全体の約7割が購入に対して前向きな意見を残した。「購入候補に入れたい」が36.3%でトップ、ついで「格好良いモデルが発売されたら検討」が28.3%。
ちなみに、エコロジーなイメージがあるブランドは86.7%を得たトヨタの一人勝ちとなった。