改正道交法の共同危険行為、東北地方で初適用

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福島県警は11日、「解散記念暴走」と称してバイク6台で暴走行為を行ったとして、リーダー格とされる20歳の男と、構成メンバーとなる18歳の少年6人を道路交通法違反(共同危険行為など)で逮捕した。

福島県警・原町署によると、道交法違反(共同危険行為、一部は無免許運転)の容疑で逮捕されたのは、原町市内を拠点に活動する暴走族グループを率いる20歳の男と、構成するメンバーの18歳少年6人。

この7人は2004年12月11日深夜から12日未明に掛けての間、原町市石神付近の県道でバイク6台に分乗して集団で暴走。蛇行運転や逆走、信号無視を繰り返した疑いがもたれている。

暴走の様子は同署員がパトカーで追跡しながら確認。直接の被害を確認しないでも、暴走行為を警官が現認しただけで検挙可能な改正道交法を適用し、グループを共同危険行為で同日までに逮捕した。

逮捕された7人は暴走の事実を大筋で認めている。メンバーの1人は「あの日はグループの解散を記念する暴走を行っていた」と供述。現在はこれを理由に「グループとしてはすでに存在していない」などとも主張しているが、警察では他の6人も追及し、実態把握を急ぐとしている。

なお、東北管区警察局管内で、改正道交法の共同危険行為を適用するのは今回が初のケースとなった。

《石田真一》

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