アイスバーンで止まれず、特急と衝突

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10日、北海道北見市内のJR石北本線の踏切で、25歳の男性が運転する乗用車が特急列車と衝突する事故が起きた。

特急列車の運転士は急ブレーキを掛けたが、積雪のためにブレーキが効かず、クルマを巻き込んだまま1kmほど走ってようやく停止した。クルマを運転していた男性は死亡している。

北海道警・北見署によると、事故が起きたのは10日の午前10時25分ごろ。北見市三輪付近にあるJR石北本線の踏切で、交差する市道を走行していたクルマが警報機と遮断機が作動していたにも関わらず踏切内に侵入。網走発札幌行きの特急「オホーツク4号」(7両編成)と衝突した。

特急列車の運転士は踏切の約30m手前で侵入するクルマを発見して急ブレーキを使用したが、直前まで加速状態にあったこともあって間に合わずに衝突。停止するまでクルマを押し出すように約1kmほど走行し、その間にクルマは大破している。

クルマを運転していた男性は病院に収容されたが、事故から約1時間30分後に死亡。列車の乗客乗員276人にケガは無かった。

警察の調べによると、踏切の手前はアイスバーンとなっており、スリップを防ぐために砂が散布されていた。事故を起こしたクルマがどのようにブレーキを掛けたかわかっていないが、警察では踏切直前で止まることができず、誤侵入した可能性が高いとみている。

《石田真一》

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