いすゞ自動車は、マレーシアでLCV(ライトコマーシャルビークル)販売事業の合弁会社、いすゞマレーシアを設立し、ピックアップトラックの輸入、組立、販売を行うと発表した。
新会社は、いすゞオペレーションズタイランドといすゞモーターズアジア、ディーアールビーハイコムの3社合弁で、資本金は2500万リンギット(約7億円)。いすゞグループが51%出資する。
いすゞマレーシアは、いすゞLCVの輸入、組立、販売を行うが、組立はDRB-HICOMの子会社のマレーシアン・トラック・アンド・バスに委託する予定。新会社設立に併せて、タイで生産・販売している1トンピックアップトラックのいすゞ『D-MAX』を年内に投入、初年度は約2000台の販売を見込んでいる。
マレーシアの自動車市場は、1997年の経済危機以降順調に回復し、2004年の自動車全需は45万台レベルになった。とくにピックアップトラックを含むLCVカテゴリーの市場拡大が顕著だ。いすゞはピックアップトラックを主とするLCVの新会社を設立することにより、マレーシア市場におけるいすゞ車の拡販を目指す。