男性を監禁し、300万円奪う…男4人を逮捕

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警視庁は7日、通行人を車内に監禁し、催涙スプレーやスタンガンでケガを負わた上でキャッシュカードやクレジットカードを奪い、約300万円の現金を引き出していたとして、男4人を逮捕監禁や強盗致傷の容疑で再逮捕した。

男たちは同様の事件を起こして、別件で逮捕・起訴されていた。

警視庁・捜査1課によると、逮捕監禁や強盗致傷容疑で逮捕されたのは、東京都立川市内に住む37歳の男ら4人。

事件は昨年7月15日の深夜に発生している。同日の午後11時ごろ、39歳の男性が帰宅のために国立市東1丁目付近の市道を歩いていたところ、背後から接近してきた白いワゴン車から降りてきた3人組の若い男に取り囲まれ、催涙スプレーを顔面に吹き付けられた。

男たちはワゴン車に男性を押し込み、手足をガムテープで縛って拘束。スタンガン(高圧電流銃)を突きつけた上で「暗証番号を正直に言わないと川に沈めるぞ」などと脅した。

財布を奪った男たちは新宿や渋谷などのコンビニエンスストアに向かい、奪ったクレジットカードを使ってキャッシングを繰り返し、約300万円の現金を引き出した。男性は世田谷区大原付近で車内から蹴り落とされて解放されたが、重傷を負っている。

同様の手口の事件は神奈川県を中心に発生していたが、2003年12月ごろから東京都立川市周辺でも数件が発生していた。

このために警察では「立川市周辺で活動しているグループがある」として捜査を開始。被害者の証言や防犯カメラの映像から、別の逮捕監禁容疑で逮捕されていたグループが容疑に関わった疑いが濃厚になり、同日までに再逮捕した。

数人は大筋で容疑を認めているようで、警察では余罪についても厳しく追及する方針。

《石田真一》

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