千葉県成田市内の市道で乗用車が暴走し、成田山新勝寺に訪れた初詣客の列に突っ込み、15人が重軽傷を負う事故が起きた。ドライバーの靴の靴ひもがアクセルに引っかかって戻らなくなったらしい。
千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは3日の午後4時25分ごろ。成田市東町付近の市道(通称:新参道)で、44歳の男が運転する乗用車が突然暴走して前走車に追突、さらに左側の歩道に乗り上げてそのまま暴走を続けた。
この歩道には新勝寺に向かう初詣客で混雑していたが、クルマは歩行者15人と次々に衝突、みやげ物店の陳列台やガードレールを押し潰してようやく停止した。この事故で34歳の女性ら2人が足の骨を折る重傷、生後11カ月の乳児を含む13人が軽傷を負っている。
警察では暴走したクルマを運転していた44歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕したが、取り調べに対して男は「靴ひもがアクセルに引っかかって戻らなくなった。最初は原因がわからず、どうしようもなかった」などと供述しているという。