スバルが12月24日に発表(1月4日発売)した新型車『R1』のエンジンは『R2』にも搭載されている「EN07」型直列4気筒DOHC1機種のみ。スペックは最高出力40kW(54ps)/6400rpm、最大トルク63Nm(6.4kgm)/4000rpm。
3気筒が軽自動車用エンジンの主流となっているなか、スバルは乗用車からトラックまで、すべての軽モデルにEN系列の4気筒エンジンを採用している。R1もスバルの軽自動車の文法に沿ったクルマ作りがなされているのである。
このDOHC自然吸気エンジンは、R2では中間グレードに相当するもの。無段変速機i-CVTとエンジンの協調制御「Info-ECO」、電子制御スロットル、可変バルブタイミング機構などのテクノロジーが与えられ、10-15モード燃費は24km/リットルをマークする。
軽自動車程度の排気量の場合、一般的には4気筒より3気筒のほうが熱効率の面で有利といわれているが、R1はATでイージードライブを実現しながら、燃費値はライバルと比較してもトップクラスに位置する。シティコミューターに欠かせない経済性でも、充分に及第点が与えられるだろう。