F1を実質的に運営しているフォーミュラ・ワン・ホールディングス(FOH)の役員構成を巡って、3銀行(バイエリッチュ・リンデスバンク、JPモーガン、リーマン・ブラザーズ)がバーニー・エクレストンを訴えていた裁判で判決が下り、エクレストン側が敗訴した。
これは3銀行による共同会社スピード・インベストメンツがFOHの75%シェアを所有しているにも関わらず、シェア25%のバンビーノ・ホールディングス(エクレストンの信託会社)が取締役会で多数派を占めていることを銀行側が不服としたため。
アンドリュー・パーク判事は銀行側の言い分を認めた。この判決によりエクレストンの影響力が弱体化するのではと見られているが、エクレストン側は控訴する可能性を示唆している。