【トヨタ マークX 発表】サスペンション&シャーシ

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トヨタ『マークX』(9日発表・発売)のボディは『クラウン』ベースの新型シャーシで、旧型からのキャリーオーバー部分はまったくない。

高張力鋼板をボディ骨格重量比45%まで拡大し、軽量・高剛性化。「Sパッケージ」装着車はアンダーボディに専用ブレーズを追加し、ボディ剛性をさらに高めている。

静粛性についても、有限要素法(FEM)解析を用いて設計し、高水準なものとなったという。空力特性は床下のフラット化などにより、CD値0.28という優れた数値をマークしている。

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがマルチリンク式。基本的にはクラウンと共通のレイアウトで、チューニングをややスポーティに振ったものとしている。

ダンパーは路面の細かい荒れなど、微小入力に対する応答性の良いモノチューブタイプを採用し、滑らかな乗り心地を実現。ほか、ウレタン製バンプストップラバーを採用し、大きなうねり部分を通過したさいの揺れの収束や、ロール角が大きくなった時の挙動の安定などに配慮している。

ブレーキはフロントが16インチベンチレーテッドディスク、リアが15インチソリッドディスク。Sパッケージ車は前後16インチベンチレーテッドとなるほか、フロントディスクローター内部が冷却性に優れたスパイラルフィン構造となる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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