ホンダは、中国の合弁会社広州ホンダが第二工場を建設すると正式に発表した。
新工場は広州ホンダの既存の工場の東方に位置する広州市増成地区に建設する予定で、生産能力は年産12万台。投資額は約22億元(約280億円)で、2006年後半の稼動する予定。
新工場は、プレス、溶接、塗装、車体組立、完成車検査などの工程を持つ予定で、ホンダの生産体質改革のコンセプトを採り入れた最新鋭の生産設備にする。
広州ホンダは、1999年に年産3万台でスタート、販売の拡大とともに能力を増強して現在は年産24万台の能力を持つ。今回の第二工場の追加で、2006年に広州ホンダの生産能力は年産36万台となる。今後、ホンダと東風汽車とエンジン生産合弁工場もエンジン生産能力を拡張する予定。
ホンダは東風汽車との合弁工場東風ホンダでも2006年に生産能力を年産12万台にする生産能力の増強計画を8日に発表しており、合弁の輸出専用工場を含めてホンダの中国での四輪車生産能力は現在の年産27万台から2006年には年産53万台へと倍増する予定で、VWやGMと肩を並べる。