三菱自動車工業が26日発表した9月および2004年度上期(4−9月)の生産・販売実績によると、不振が続いた上期の国内販売は前年同期比43.7%減の9万5876台と10万台を割り込んだ。
半期の実績としては1980年代以降で最低のレベルだった。
内訳は登録車が55.2%減の2万7896台、軽自動車が37.1%減の6万7980台。リコール問題に加え、新車の投入がなかったことが響いた。
三菱は25日の『コルトプラス』の発売で宣伝活動も再開、国内営業の建て直しに入った。
今年度の国内販売は「下振れリスク」として22万台に下方修正している。下期には12万台強の販売が必要だが、多賀谷秀保社長は22万台の達成には「確信をもっている」と表明している。