警視庁は19日、ハーレーダビッドソンなどの外国製高級バイクを盗み出し、部品レベルにまで分解した状態で密輸出しようとしていた台湾国籍の男7人を窃盗容疑で逮捕した。
アジトとなっていた資材置き場からは3台分が発見されており、警察では余罪についても追及していく。
警視庁・捜査3課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは28歳の男ら、いずれも台湾国籍を持つ7人。
この男は15日夕方、東京都渋谷区神南1丁目付近の路上に駐車されていたハーレーダビッドソン社製の大型バイク(時価160万円相当)を盗み出し、埼玉県熊谷市内の資材置き場に隠蔽した疑いがもたれている。
この資材置き場では分解され、コンテナに収容された3台分のバイクが発見されていた。グループは都内などで盗んだバイクをここに運び、部品レベルまで分解していたらしい。
逮捕された男らは観光目的で年に数回の入国を繰り返していたことが確認されており、警察では入国するたびに犯行を重ねていたものとみて、逮捕された男たちを厳しく追及するとともに、荷物をどこに向けて送り出していたのかについても調べを進める方針だ。