ホンダは8日、今週末にF1・日本グランプリが開催される鈴鹿サーキットランド(三重県鈴鹿市)周辺にある駐車場の満空情報をインターナビ・プレミアムクラブ対応ナビと携帯電話に提供することを明らかにした。
特筆すべきは臨時に設置される駐車場までフォローしていること。インターナビのユーザーはこれらを目的地として設定することもできる。
F1グランプリの開催中、鈴鹿サーキットランド周辺には、臨時に用意される駐車場を含めて15カ所の駐車場が用意される。
例年、クルマで来場する観戦者は空いている駐車場を求めて右往左往を繰り返し、これが新たな渋滞を招くという悪循環に陥ることもあったが、今年は臨時駐車場を含め、ほぼリアルタイムでと駐車場の満空情報がアップロードされることになった。
この情報、携帯電話用Webサイトや、鈴鹿サーキットのWebサイトでも提供されるが、インターナビ・プレミアムクラブ対応のナビゲーションに対しては、臨時駐車場を含めて通常の満空情報と変わらない状態で情報が提供される。
つまり、インターナビ対応車のドライバーにとっては、ほとんど手間を掛けることなく、いち早く情報を入手できるというわけ。通常のVICSでは得られない情報が、まさにインターナビユーザーへのサプライズとして用意されるわけだ。
残念ながら台風接近のため、土曜日の予選は無くなってしまった。それだけに日曜日は混雑が予想される。駐車場が探しにくくなるという状況も想像するに難くないが、インターナビのユーザーはテレマティクスの素晴らしさを心から味わえる、そんなまたとない機会となるだろう。