エンジン点検中に押し出され、40m転落

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24日、長野県飯島町内の中央自動車道で、路肩に停車してエンジンを点検していたトラックに後続の大型トラックが追突し、車外に出ていた男性が車体に押し出され約40m下の河川敷に転落し、死亡する事故が起きた。

警察では後続の大型トラックを運転していた33歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。

長野県警・高速隊によると、事故が起きたのは24日の午後9時ごろ。飯島町七久保付近の中央自動車道下り線で、故障のために路肩へ停車していた普通トラックに、後続の大型トラックが追突するという事故が起きた。

この事故で普通トラックの運転手で、車外に出てエンジルームの点検を行っていた46歳の男性が追突の弾みで押し出され、高架橋から転落。約40m下の与田切川河川敷で死亡しているのが発見されている。大型トラックを運転していた男性は軽傷を負っている。

また、この追突事故によって、普通トラックの荷台に積載されていた数百羽のニワトリが車外に逃げ出し、これを捕獲する作業も事故処理に加わったため、下り線は駒ヶ根インターチェンジ(IC)〜松川ICとの間で約6時間閉鎖、上り線も約30分間に渡って閉鎖された。

現場は与田切川に架かる橋の上で、橋上であることから他の場所よりも路肩が狭く、普通トラックの車体は半分以上が走行車線側にはみ出していた。

警察では後続の大型トラックを運転していた男性の前方不注意が事故の一因である可能性が高いとして、業務上過失致死容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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