16日、山形県米沢市内で、道路を横断しようとしていた女性が乗用車にはねられて死亡するという事故が起きた。
事故を起こしたクルマは現場から逃走したが、これを目撃した後続車が追走して抑止。運転していた男は業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕されている。
山形県警・米沢署によると、事故が起きたのは16日の午後6時40分ごろ。米沢市万世町金谷付近の県道交差点で、横断歩道を歩いていた83歳の女性が、左側から進行してきた乗用車にはねられた。
女性はすぐに近くの病院に収容されたが、頭を強打したことによって死亡している。
女性をはねたクルマは現場からそのまま走り去ったが、事故を目撃した後続車が約20分に渡ってこのクルマを追走。最終的には走行を抑止し、運転していた52歳の男を取り押さえた。
男は駆けつけた警察官によって、業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕されている。
逮捕された男は米沢市の職員で、環境生活課で交通防犯係長として普段は交通安全教育や、これを市民に啓蒙するための計画策定を担当していた。