無免許歴30年の安全運転ライダー

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滋賀県警は15日、免許を取得した経験のないまま約30年間に渡って原付バイクの無免許運転を行っていた男を逮捕した。男は速度違反などはしておらず、ほぼ抜き打ちで行っていた交通検問で無免許が発覚している。

滋賀県警・米原署によると、約30年間の無免許運転を続けていたとして逮捕されたのは、米原町内に住む52歳の男。

この男は15日の午前8時15分ごろ、同署が実施していた交通検問で停止を命じられて免許証の提示を求められた際、「持っていません」と供述。道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕された。

当初は違反累積による免許停止などの状態と思われたが、その後の調べでこの男が免許証を取得したことが一度もないことが判明。逮捕された男も「過去に何度か取得しようと試験を受けたが、一度も合格しないのであきらめた」と供述。この事実を裏付ける結果となった。

この日に同署が行った交通検問は毎月2回、1日と15日に行っている定例のもの。車両を抜き打ちで停車させ、シートベルトの着用などをチェックすることを目的としている。

男のバイクもスピード違反などはしておらず、ヘルメットをしっかりと着用していた。摘発した署員は「停止させて、これからも安全運転で」と声を掛けようと思っていたようなのだが、フタを開けてみれば「無免許運転歴30年」という、とんでもない容疑者をヒットしてしまった。

《石田真一》

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