事故を起こし、死亡した同乗者を放置して逃げる

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14日、埼玉県川口市内の交差点で、乗用車と大型トレーラーが衝突し、乗用車の助手席に乗っていた男性が死亡する事故が起きた。

乗用車が信号無視を行った可能性が高いが、運転していた男は現場から徒歩で逃走しており、警察では業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑でこの男の行方を追っている。

埼玉県警・武南署によると、事故が起きたのは14日の午前2時ごろ。川口市石神付近の国道122号線下り線で、交差点を進行していた乗用車と大型トレーラーが出会い頭に衝突した。

この事故で乗用車の助手席に乗っていた20歳代と思われる男性が全身を強く打ち、間もなく死亡。乗用車を運転していた男は事故の直後に現場から徒歩で逃走している。大型トレーラーの運転手にケガはなかった。

現場は中央部に東北自動車道を挟み、国道は上下線が約50m離れて位置する区間。このため交差側の道路からは国道側が見にくい状態となっている。

警察では乗用車が信号無視をした可能性が高いとみているが、一方の当事者が現場から逃走しているために詳しいことがわかっていない。また、死亡した男性の身元もわかっておらず、警察では死亡ひき逃げ事件と断定。

業務上過失致死と道交法違反容疑で現場から逃走した男の足取りを追うとともに、死亡した男性の身元確認も急ぎたいとしている。

《石田真一》

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