交通取り締まりの腹いせに交番襲撃した少年を逮捕

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和歌山県警は12日、交通違反の取り締まりに腹を立て、虚偽の110番通報を行い、勤務している警察官が出動して無人となった交番でガラスを破壊するなどの行為を行った少年7人を建造物損壊と器物損壊の容疑で逮捕した。

和歌山県警・岩出署によると、建造物損壊と器物損壊の両容疑で逮捕されたのは、貴志川町内に在住する16-17歳の少年6人。

調べによると、6人は今月5日の午後11時ごろ、「貴志川町内の駐車場で大勢の男が乱闘をしている」と虚偽の110番通報、現場に近い貴志川町神戸付近にある同署・中貴志交番から警察官2人が出動して無人となった交番内に侵入。

窓ガラスなどを破壊したり、カラースプレーや消火器を噴霧した疑いがもたれている。

同署では「警察活動に恨みがある者の犯行」として捜査を行っていたが、9日に道路交通法違反(無免許運転)で摘発された少年が「取り締まりの腹いせに交番を仲間と一緒に襲撃した」と自供。

供述の結果、交番破壊に加担した残り5人も相次いで逮捕された。

警察の調べに対し、5人は「取り締まりが厳しく、警察に恨みがあった」などと容疑を大筋で認めているが、残る1人については「自分は襲撃には参加していない」として、容疑を否認しているという。

《石田真一》

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