奥田トヨタ会長、「ロシア工場」へ意欲

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トヨタ自動車の奥田碩会長は9日、日本経団連会長として札幌市のホテルで講演、このなかでトヨタのロシアへの工場進出について「早晩実現しなければならない」と、意欲を示した。

奥田会長はトヨタの海外展開が進む中、世界の大国で工場を置いていないのは「ロシア」だけと述べ、いずれは現地生産する必要性を示した。

奥田会長は7日には、来日中のロシア沿ボルガ連邦管区のセルゲイ・キリエンコ大統領全権代表と東京で会談、日ロ経済交流の促進などについて意見交換している。

ロシアへの工場進出については、「現時点では何も決まっていない」というのがトヨタのコメントだが、奥田会長の方針から、今後企業化調査が加速する見通しだ。

《池原照雄》

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