【特集】トヨタ『IMV』…アジアに地殻変動を起こす

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●張社長が欠席した「深謀遠慮」

トヨタは、東南アジアでもシェアは高く、主要国ではいずれもトップの販売実績をあげている。しかし、例えばタイのピックアップ市場では、いすゞ自動車が首位を堅持している。

まだまだセグメントによっては、販売拡大の余地は大きい。トヨタのブランド力と高いコスト競争力を備えたIMVシリーズで、そうした市場への斬り込みを図る。

前述のように、グローバル15達成に向けては日本および北米・欧州以外の地域であらまし100万台の増販が課題となる。その実現のカギを握るのがIMVと中国での生産・販売拡大だ。

いずれもアジア本部統括の豊田専務のリーダーシップが問われる「章男プロジェクト」でもある。近い将来のトップ就任が有力視されている豊田専務にとっては、両事業の成否が社長への「最終試験」となる。

張社長は、グローバルビジョン実現への重要プロジェクトと言いながら、あえてタイとインドネシアでのラインオフ式典やプレス発表への出席は見送り、豊田専務に主役の座を委ねた。社内外にこのプロジェクトの「意味」を示すという張社長の深謀遠慮でもあろう。

《池原照雄》

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