無免許発覚を恐れ、知人を身代わりに

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滋賀県警は25日、交通違反の取り締まりを受けた際、無免許であることを隠蔽するため、免許不携帯と偽り、知人の名前を騙ったとして、37歳の男を有印私文書偽造、同行使容疑で逮捕した。

男は容疑を大筋で認めているという。

滋賀県警・高速隊によると、有印私文書偽造、同行使容疑で逮捕されたのは、愛知県名古屋市に住む男。

この男は今年4月28日、福井県敦賀市内の北陸自動車道を走行中、速度超過違反を行ったところを同隊のパトカーによって発見、摘発された。

男は無免許だったが、それを隠蔽する目的で知人の名を騙り、「うっかりしていて免許証を持ってこなかった」と偽って、あくまでも免許不携帯であると言い続けた。

そして知人の住所、生年月日、本籍地などを誤りなく供述したため、取り締まりにあたった隊員も本人と思い込み、知人名義での違反処理を行った。

ところが後日、出頭の要請を受けた知人は「身に覚えがない」として警察に連絡。警察で摘発当日に記された書類を精査したり、ナンバーの照会を行ったところ、別人がなりすましていた可能性が高くなり、さらに調べたところ、問題の男の存在が浮上したという。

警察の取り調べに対し、男は容疑を大筋で認めており、「自分が無免許であることをどうしても隠したかった」などと供述している。

《石田真一》

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