泥酔男がタクシー車内で逆ギレ、警察官が重傷

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25日、京都府亀岡市内の京都縦貫自動車道・篠インターチェンジ(IC)出口付近で、客としてタクシーに乗っていた男が暴れ、制止しようとした警察官に対し、額や頭などを5針縫う裂傷の重傷を負わせる事件が起きた。

警察では公務執行妨害と傷害の現行犯でこの男を逮捕している。

京都府警・亀岡署によると、事件が起きたのは25日の午前1時ごろ。亀岡市篠町篠上長尾付近にある京都縦貫自動車道・篠IC出口付近に停車したタクシーの運転手から「酒に酔った乗客が起きない。起こそうとすると猛烈に暴れる。助けてくれ」という内容の110番通報が寄せられた。

同署員が現場に駆けつけた際、タクシーの後部座席では男が寝ており、運転手は危害が加えられる恐れがあるため車外に逃げ出していた。

男は京都市東山区内からタクシーに乗車。乗り込んだ際には「篠ICに着いたら、そこから先を案内するから起こしてくれ」と頼んでいたため、運転手は男の言葉通りに篠IC到着時点で男に声を掛けたが、男はこれに対して激怒。シートを蹴りつけるなど大暴れをしたために110番通報に至ったと証言した。

事情を聞いた後、48歳の巡査部長が車内に入り、シートで寝そべる男に「迷惑を掛けたらいけないだろう」と声を掛けたが、男は「何をする、俺に触れるな」と大暴れ。巡査部長を数回に渡って殴打したため、公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕した。

巡査部長は全治数週間の重傷を負い、病院で治療を受けた。

逮捕された男は京都市交通局に勤務し、地下鉄の運転士を務めているという。

《石田真一》

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