怖くなって逃げた…免許取得したばかりの少年、死亡ひき逃げ事故起こす

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24日、大阪府島本町内の国道で、自転車に乗っていた男性がひき逃げされて死亡する事故が起きた。

容疑車両は現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査していたが、今月免許を取得したばかりの18歳少年を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

大阪府警・高槻署によると、問題の事故は24日の午前2時30分ごろに発生。島本町江川1丁目付近の国道171号線で、男性が仰向で頭から血を流して倒れているのを通行人が発見、警察に届け出た。

通報を受けた同署員が現場に急行した際、男性は頭などを強く打ち、すでに死亡していた。

その後の調べで死亡したのは高槻市内に住む65歳の男性と判明。近くに壊れた自転車が倒れていたことから、男性は自転車に乗車して国道を走行していた際、後方から走ってきたクルマにはねられたものとみて、死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場に残された容疑車両のものとみられる破片や、目撃情報を加味した結果、茨木市内に住む18歳の少年が捜査線に浮上。この少年から任意で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認めたため、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

少年は今月上旬に運転免許を取得。事故当日は1人で運転の練習をしていたらしい。警察の調べに対して少年は「事故を起こし、どうしてよいのかわからず、怖くなって逃げた」と話しているという。

《石田真一》

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