22日、静岡県浜松市内の浜名バイパス上り線で、75歳の男性が運転する乗用車が逆走し、29歳男性が運転する軽自動車と正面衝突する事故が起きた。
この事故で双方のクルマは大破し、軽自動車側の4人が死亡。逆走車を運転していた男性も腰の骨を折る重傷を負った。警察では逆走した男性の回復を待ち、業務上過失致死容疑で事情を聞く方針だ。
静岡県警・浜松中央署によると、事故が起きたのは22日の午前6時40分ごろ。浜松市坪井町付近の国道1号線・浜名バイパス上り線で、右側(内側)車線を順走していた29歳男性の運転する軽自動車に対し、逆走してきた乗用車が正面から激突した。
この事故で双方のクルマは大破し、軽自動車側に乗っていた男女4人が頭などを強く打って死亡。逆走車を運転していた75歳の男性も腰骨を折る重傷を負った。
警察では男性の回復を待ち、業務上過失致死容疑で事情を聞く方針だが、これまで簡易的に行われた聴取で男性は「間違えて上り車線に入ってしまった。逆走していると気づいたときには遅かった」などと話しているという。
現場は見通しの良い直線で、中央分離帯には強固なガードレールが設置されており、完全な上下分離がなされている。