ハシゴ酒の後にひき逃げ…地道な車当たりが逮捕に直結

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大阪府警は20日、大阪市旭区内で今月17日に発生した死亡ひき逃げ事故の容疑者として、現場近くに住む男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は飲酒運転の事実も認めているという。

大阪府警・旭署によると、この事故は17日の午前3時30分ごろ発生している。大阪市旭区太子橋3丁目付近の市道で30歳の男性が頭から血を流して倒れているのを、現場を通り掛かったタクシーの運転手が発見、警察に届け出た。

男性はすぐに近くの病院に収容されたが、頭を強打しており、間もなく死亡が確認された。

後の調べで、現場近くに住む住人が事故が起きる1時間ほど前に、この男性が酔い潰れて路上に倒れていることを確認しており、男性は酒に酔って路上で寝てしまい、これが原因で事故に遭った可能性が高くなった。

また、現場の道路は付近に住む人が中心に利用していることから、警察では現場付近で「車当たり」と呼ばれる駐車車両の確認を行った。

そして現場近くの駐車場に止められていた乗用車に事故の痕跡があり、現場に落ちていた塗膜片とも一致することから、この乗用車を所有する44歳の男から任意で事情を聞いたところ、ひき逃げの事実を認めたため、業務上過失致死などの疑いで逮捕している。

警察の調べに対し、男は「スナック2軒で酒を飲み、帰宅する途中に事故を起こした。人をひいたとわかって、怖くなって逃げてしまった」と供述しているが、事故の状況については「酔っていたので詳細は覚えていない、わからない」に留めているようだ。

《石田真一》

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