ETC装着が300万台を越え、標準装備されたクルマも次々と登場している。標準装備の場合、本体をグローブボックス内部などに装着し、アンテナは別という分離型がほとんどだ。9月に発売されるアウディ『A6』もグローブボックス内に本体が装着されていた。
アンテナ一体型は、装置がダッシュボード上の目立つところに装着されており、ETCカードの挿入状況をすぐに把握できるが、分離型は簡単にできない位置にある(そのためセキュリティでは有利なのだが)。
ETCレーンでのトラブルは、ETCカードの未挿入か不完全な挿入が多いことを考慮すると、ETC車載器を標準装備とする場合、メーターパネル等にETCカード挿入状態を示す警告灯を付ける必要があるだろう。もちろん、市販向けのアンテナ分離型も、アンテナ部分に警告灯をつけるべきだ。