目が合った…男性を車内に監禁した兄弟

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28日午前、神奈川県横須賀市内のコンビニエンスストアで客同士がトラブルとなり、男性が乗用車の中に強引に連れ込まれ、そのまま車内に監禁される事件が起きた。男性は1kmほど離れた公園で殴る蹴るの暴行を加えられた後、解放されている。

警察では近くの工事現場で働く25歳と23歳の兄弟を逮捕監禁と傷害の容疑で緊急逮捕している。

神奈川県警・田浦署によると、事件が起きたのは28日の午前7時ごろ。横須賀市追浜町付近にあるコンビニエンスストアの店内で、客同士がトラブルとなった。2人連れの客は相手の男性を駐車場に止めていた自分たちのクルマに強引に押し込め、店から連れ去った。

男性は1kmほど離れた公園に連れて行かれ、そこで2人の男たちから殴る蹴るの暴行を受けた。男たちは男性を置いてその場を去り、男性は持っていた携帯電話を使い、自ら110番通報した。

男性は駆けつけた警察官に救助され、近くの病院に運ばれたが全治1-2週間の軽傷を負っている。

警察では男性の証言から、暴行を加えた男たちが近くの工事現場で働いていると判断。さらに約1時間後に近くの工事現場で鉄筋工として働く25歳と23歳の男を実行犯と判断。任意で事情を聞いていたところ2人とも容疑を認めたため、逮捕監禁と傷害の容疑で緊急逮捕した。

取り調べに対し、2人は「コンビニエンスストアの店内で目が合い、謝罪しないので腹が立って暴行した」と供述、反省の意思は見せていないという。

また、被害に遭った男性は「クルマの中に押し込めるところに慣れを感じた」と発見当時に供述していたことから、警察では同様の暴行事件を過去に起こしていた可能性もあるとして、2人を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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