筆者は、国土交通省道路局がまとめた資料『ETCがひらく道の未来−ETCの普及促進から利用促進−』を入手した。
04年3月に基本的に全ての料金所でETCが利用可能になったことを受けて、次のステージについてとりまとめたものである。すなわち公式版ETC戦略ロードマップと呼べるシロモノなのである。
これによれば、04年3月のETC車載器のセットアップ台数は約270万台(保有台数約7400万台の約3.6%)に到達。また、04年4月現在のETC利用率は16.6%、首都高速で20.3%をマークしている。すなわち首都高利用者の5台に1台がETCユーザーとなる計算だ。
そしてこの数字については、03年度の全国目標である15%をクリアするものであると自己評価しているようだ。
あわせて『ETC利用率の将来目標』として、
地域:04年3月→05年3月→08年3月
●全国:15%→30%→70%
●首都高速:20%→40%→85%
●阪神高速:15%→35%→85%
と、具体的な目標値を掲げてるのが興味深い。