成田空港ゲートを乗用車が強引に突破

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9日夕方、千葉県成田市にある新東京国際空港(成田空港)の入口に設置された警備用ゲートをパトカーに追跡されていた乗用車が強引に突破する事件が起きた。

乗用車は蛇行を繰り返した後に前方を走っていたクルマ2台に衝突してようやく停止した。警察では乗用車を運転していた30歳代の女の身柄を確保し、取り調べを続けている。

千葉県警・高速隊、成田国際空港署によると、事件が起きたのは9日の午後5時30分ごろ。これより約5分前の午後5時25分ごろ、東関東自動車道をパトロールしていた高速隊のパトカーが150km/h近い猛スピードで走る乗用車を発見。ただちに追跡を開始するとともに、路肩に停止するように求めた。

乗用車はこれを無視し、さらにスピードを上げて新空港インターチェンジ方面に向かって逃走。空港内に向かうクルマを停止させ、空港への来訪目的などをチェックする警備用ゲートのシャッターを強引に突き破って、そのまま空港内に入った。

乗用車は蛇行運転を繰り返した後、前方を走る2台のクルマに相次いで衝突して停止。追跡してきたパトカーの警察官やゲートの警備員が、運転していた30歳代の女の身柄を確保。そのまま道路交通法違反容疑などで取り調べを続けている。

空港の警備ゲートはテロ対策などために設置されているもので、パトカーに追跡されたクルマが強引に突破したという経緯から、空港内にある全11のゲートが事件直後から約10分間に渡って閉鎖され、空港への流入がシャットアウトされた。

警察の取り調べに対し、女は「パトカーに追いかけられて、怖くなって逃げた。追いかける方が悪い」などと話し、反省している様子はあまりないという。

《石田真一》

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