長期品質調査…下降気味の輸入ラグジュアリー

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長期品質調査…下降気味の輸入ラグジュアリー
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JDパワーによる購入後3年の品質に対する追跡調査の結果、相変わらず評価が高いトヨタ、ホンダ、評価が向上するビッグ3、逆に下降気味の輸入ラグジュアリーブランド、という傾向が明らかになった。

JDパワー社によると、同社の初期品質調査よりも長期の信頼性レポートの方が消費者に与える影響は大きくなってきているという。それというのも、購入後3カ月の品質調査では明らかにならない問題点が3年後には浮かび上がって来る、それだけメーカー間の格差がはっきりするためだ。

今回の調査でトップとなったレクサスは、100台あたりの問題点が162カ所で、昨年の169カ所よりも改善されている。ただしトヨタブランド全体で見ると、100台あたり昨年は201カ所だったのが216カ所、とやや後退。

GMは100台あたりの問題点が262カ所、とビッグ3の中では唯一業界平均を上回った。(平均は269カ所)しかし平均をやや下回るとはいえフォード、クライスラーともに昨年よりも改善しており、日本メーカーとの差は縮まりつつある。

一方、BMW、インフィニティ、メルセデス、ポルシェ、ジャガー、ランドローバー、サーブはそれぞれ昨年の成績を下回っており、特にジャガーは昨年にくらべて問題点が63カ所も増加。

全体を見ると、レクサスを含むトヨタが17のカテゴリー中7つのカテゴリーでトップとなった。昨年と比べてもっとも改善が見られたブランドはキア(起亜)で、77カ所の減少。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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