暴走族にはバイクが必要…盗難を繰り返したリーダー逮捕

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警視庁は27日、東京都内で原付バイクを盗んで改造を繰り返していたとして、暴走族リーダーを自称する22歳の男と、グループのメンバーとされる少年9人を窃盗容疑で逮捕した。警察では自称リーダーがバイクの盗み方もメンバーに伝授していたとみて、余罪も追及する方針だ。

警視庁・生活安全部少年事件課などの調べによると、窃盗容疑で逮捕されたのは東京都足立区内に在住し、暴走族リーダーを自称する22歳の男と、この男が設立したとする暴走族グループに所属する17-19歳の少年9人。

この男はバイクのキーシリンダーにハサミを挿入し、無理やりに回すことでシリンダーそのものを破壊して開錠する「キーボコ」という手口を使い、今年1月から原付バイクなど、少なくとも17台を盗み、自分たちが暴走に使うバイクに改造していたとみられる。

逮捕された男は容疑を大筋で認めており、取り調べに対しては「自分が以前所属していたグループから脱退し、自分で新たなグループを作ろうと思った。バイクが無いのでメンバーと一緒に盗み、それを分け与えようと思った。バイクが無ければ暴走族ではないし、格好がつかない」などと供述。

バイクの盗み方についても「自分の知る範囲でメンバーに教えている」などと話しているという。

《石田真一》

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