ハシゴ酒の途中に当て逃げ…和歌山県職員

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17日未明、和歌山県和歌山市内で、信号待ちをしていた乗用車に別の乗用車が追突する事故が起きた。乗用車は現場から逃走したが、約30分後に発見され、運転していた男が業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)で逮捕されている。

和歌山県警・和歌山東署によると、事件が起きたのは17日の午前1時30分ごろ。和歌山市里付近の国道24号線で、信号待ちをしていた36歳の女性が運転する乗用車に、後ろから走ってきた別の乗用車が激突した。この事故で女性が右腕などを打撲する軽傷を負っている。

追突してきた乗用車は事故によってフロント部分が大破したが、そのまま現場から逃走した。目撃者などの証言からナンバーと車種が判明、警察が逃走ルートの沿いを捜索していたところ、事故現場から約4kmほど離れた場所で自走不能となっているクルマを発見。運転していた男に対して職務質問を行おうとした。

運転席にいた男は警察官の指示に従って窓を開けたが、車内には酒の匂いが充満し、それだけで飲酒運転とわかる状態。男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコールを検出し、当て逃げ事故を起こしたことも認めたため、業務上過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の容疑で逮捕した。

男は53歳の和歌山県職員で、取り調べに対しては「自宅近くのスナックで酒を飲み、飲み足りないので和歌山市内の別の店に行く途中に事故を起こした」と供述しているという。

警察では「酒を飲んで帰る途中に飲酒運転の摘発を受けることは珍しくないが、ハシゴ酒の最中に捕まるとは悪質なこと極まりない」としている。

《石田真一》

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