【ボッシュ ディーゼル・デイ2004】その3 知性を感じるパワーフィーリング…河口まなぶ

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事実、ボッシュが今回用意した欧州のディーゼル乗用車に乗ると、“わが国でも、もっとディーゼル・エンジンを推進すべきではないか?”という思いをいっそう強くする。どのモデルも非常に魅力的なパフォーマンスを持ち合わせているからだ。

たとえばトヨタ『ヤリス』(日本名:ヴィッツ)は1.4リッターのターボディーゼルを搭載するが、力強さは圧倒的で2リッターガソリン車くらいのイメージがある。ほかにもプジョー『307』などのいわゆる大衆車では、トルクフルな加速が気持ちよさを存分に感じさせてくれる。

いっぽう高級車部門では、メルセデスの『S320』はガソリン車となんら変わらぬ静粛性を感じた。BMW『740d』はツインターボを搭載していて、ガソリンの4.5リッターでは出せないスタートダッシュ時の圧倒的な力強さを感じさせてくれた。

そしてもっとも感心したのはホンダ『アコード』。2.2リッターのターボディーゼルは、極めて滑らかで、かつ軽やかに回り、エンジンそのものの静粛性も高く、これなら日本人のメンタリティにも応えられると思ったほど。この排気量にして34.7kgmの最大トルクも圧巻だった。

そしてすべての欧州ディーゼル車に共通して感じたのは、まず環境に対する優しさありきながらも、クルマ本来の走りの気持ちよさをガソリン車以上に高めたという点。この部分にはインテリジェンスすら感じられた。

読者のみなさんも機会があったら、ぜひ体験することをオススメする。百聞は一見にしかずで、乗ってみるとホントのところ、ひと括りにディーゼルを悪者と見なしてよいのだろうか? と考えさせられます。

《河口まなぶ》

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