三菱自、大荒れ予想の株主総会は29日

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三菱自、大荒れ予想の株主総会は29日
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三菱自動車は、6月29日に東京都港区の本社で、第35回定時株主総会を開催する。株主総会では、ファンドのフェニックス・キャピタルによる出資や三菱グループの優先株などが決議される見通しだが、新たなリコール事件の発覚で大荒れとなるのは確実だ。

株主総会の議題は、三菱自が5月21日に発表した事業再生計画の承認を求めるものが中心だ。

ファンドのフェニックスが筆頭株主となるため、最大で1000億円の第3者割り当て増資を引き受けるほか、三菱重工業などの三菱グループが優先株を引き受け、総額4500億円の金融支援を受ける。また、社長に就任する予定の多賀谷秀保氏の取締役選任なども決議される。

しかし、フェニックスの出資は現在の株価の半分程度の1株=100円と有利な価額で発行されることや、リコール事件の影響で、販売が予想以上に低迷しており、計画を早くも下方修正する必要性に迫られていること、河添前社長らが逮捕され、さらなるイメージ悪化などで荒れるのは確実だ。

ただ、三菱グループやダイムラークライスラーなどの主要株主は再建計画を基本的に了承しており、最後は決議される模様だ。

《レスポンス編集部》

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