5月30日午後、東京都調布市内で、自転車に乗っていた男性と、バイクに乗っていた男との間で通行を巡るトラブルが発生し、男性が包丁で右胸と左脇腹を刺された。男性は全治1カ月あまりの重傷を負っている。
警視庁・調布署によると、事件が起きたのは5月30日の午後3時50分ごろ。調布市仙川町3丁目付近の国道20号線を38歳の男性が自転車に乗って走っていたところ、通りがかったバイクと接触しそうになった。
自転車の男性と、バイクを運転していた男との間で互いの通行を巡って激しい口論となったが、男は持っていたバッグから刃渡り約20cmの牛刀を取り出し、男性に襲い掛かった。
男性はその場から走って逃げようとしたが、約70m先でで追いつかれ右胸や脇腹など数カ所を刺された。男はその場に牛刀を放置し、バイクに乗って逃走した。男性は路上に倒れこんでいたところを通行人に発見され、病院に収容されたが、全治1カ月あまりの重傷だという。
警察では状況から交通トラブルを発端とした傷害事件と断定。現場から逃走した男の行方を追っている。
逃げた男は20−30歳で、顔面が露出している黒い半キャップのヘルメットにサングラス、グレーの長袖のシャツを着用していたようだ。