日野が策定した3カ年計画の04中計では、トヨタ事業に注力することが掲げられた。トヨタ事業では、トヨタのフレーム付き車両の開発から生産を担い、グローバルサプライヤーに向けた体制の実現を打ち出していく。
日野はこれまで、トヨタのフレーム付車両を中心に、受託生産してきた。今後は開発にも参画して、トヨタのフレーム付車両は全て日野が請け負う体制を構築、トラックメーカーとして生き残りを目指す構えだ。
トヨタは、自社のラインナップの中で、乗用車のスモールカー、サブコンパクトカーはダイハツ工業、フレーム付き車両は日野と、それぞれ開発と生産を委ねる体制にしていく方針で、トヨタグループの連携を強化して効率的な開発・生産を目指す。