日曜日に開催されたF1モナコ・グランプリでは、ジャガー・チームが、12月に公開予定のハリウッド映画『オーシャンズ12』を、チームをあげて宣伝に勤めた。
『オーシャンズ12』は、ジョージ・クルーニー演じる窃盗犯ら、12人の盗みのプロが大がかりな盗みに挑戦するというストーリー。この映画にちなんで、ジャガーのF1マシンには『オーシャンズ12』のタイトルロゴが描かれた。
このほかに、盗みのターゲットというわけでもないだろうが、スポンサーのシュタインメッツが提供した本物のダイヤモンドがノーズにつけられていた。
決勝レースでのジャガー・チームは、残念ながら2台ともリタイヤ。とくにクリスチャン・クリエンは、わずか半周したところで壁に激突してしまったが、リタイヤ後に調べたら、なんと彼のマシンにつけられていたダイヤモンドがなくなっていたのだ。
つけられていたダイヤモンドは時価14万ポンド(280万円)。ジャガーチームは、「拾った誰かが持ち去った」と、そのダイヤモンドが戻ってくることはあきらめている。ただ一部から、この話自体が映画の宣伝ではないか、との声もあがっている。