フェラーリで、チームメイトのルーベンス・バリケロに対し、はっきりと上の立場にあるミハエル・シューマッハ。他チームの多くのドライバーが平等の扱いを受けている中で、フェラーリのようなケースはどう映るのだろうか。
同じドイツ出身のニック・ハイドフェルドは次のように語る。「フェアなことだとは思わない。でももしそういったことが可能な立場になったら、いかなるアドバンテージも受けるべきだろう」
ルノーのヤルノ・トゥルーリもハイドフェルドの意見に同調する。「でもスポーツという観点から見れば、ノーと言わざるを得ないかな」とトゥルーリ。
別の意見を持っているのがウィリアムズのフアン・モントーヤ。「僕はサポートを必要としていないよ。自分の仕事を全うできるか、できないかの問題。いたってシンプルさ。チームメートを怖がっていると思われても仕方がないね」とバリケロの援護を一身に受けるシューマッハを痛烈に批判。
もしもF1界最速マシン、フェラーリに乗れる日が来たとしても、それがバリケロのようなナンバー2の立場だったとしたら、「ゴーカートに戻った方がましだね!」とモントーヤ節でフェラーリのナンバー1を暗に批判した。