【カロッツェリアHDDサイバーナビ】取り外し自由なブレインユニットがナビの心臓部

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「HDDサイバーナビ」シリーズの2004年モデル『AVIC-ZH900MD』では、ハードディスク(HDD)部分を取り外し可能とし、家庭内(室内)への持ち込みを可能とするブレインユニットが採用されている。

このブレインユニット、単なる脱着可能なHDDというわけではない。実はZH900MDのナビ機能はすべてこの部分に集約されている。

CPUやHDDなど、ナビとして基幹部分はブレインユニットに搭載。車載用の2DINユニットにはモニターやオーディオのコントローラーを搭載するに留めている。ブレインユニットにナビの基幹部分をまとめることで、家庭用のリビングキットと組み合わせた状態でもZH900MDに用意された機能の大半を使うことができる。地図の閲覧、ルートの検索はもちろん、ドライブプランナーなど、エージェント機能もOK。ミュージックサーバーに収録した音楽ファイルの再生も可能だ。

意外に見落としがちなのだが、ブレインユニットのコンパクトさにも驚かされる。ケースは幅85mm×高さ21mm×奥行き140mmというサイズだが、内包される2.5インチサイズのHDDが同70mm×9.5mm×100mmということを考えれば、正に必要最低限。そのサイズにナビ機能を集約しているというのだから、「モニターを除いたナビ本体は今や手のひらサイズに収まる」といっても決して過言ではないだろう。

CPUにはグラフィック統合型のルネサステクノロジー製『SH7770』を採用。最大動作クロックは400MHzとなる。メモリーには同社のナビとしては初めてDDR-SDRAMを採用しており、これによって素早いデータ転送も可能となっている。

OSについても、従来の「Micro-ITRON」から、「WindowsCE」をベースとしたものになった。マイクロソフトが車載機への搭載を進める「Windows Automotive」ではなく、WindowsCEのカーネル部分のみを採用しているが、これはミドルモジュール(アプリケーション)にマイクロソフト推奨のものではなく、本機に特化したパイオニア独自のものを採用しているためとみられる。

《石田真一》

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