スモールカーは交通渋滞や公害に対するひとつの解決策として世界的に開発が進んでいるが、多くは『スマート』のような従来タイプの延長としての小型車両である。
ボルボ『タンデム』は、こうした常識を撃ち破り、「現在のフリーウェイのレーンで2台が走行できる、パーキングスペースも1台分で2台が停められる」とスペースエコノミーである点を強調している。
しかもボルボならではの安全哲学がこの小型車にも導入され、アメリカの厳しい安全基準をパスするだけの高いセーフティ装備を誇る。
「ハイブリッドやEVは現在、税制やフリーウェイのカープールレーンを走れる、などの優遇策が取られているが普及していない」とボルボ。
「それは人々の心に訴えかけるデザイン、エモーションがないから。タンデムは人目をひくデザインとスペース省略、安全といったプラスアルファを打ち出し、ひとつの解答としている」と、近未来のボルボなりの思想を体現している。