政府は14日、初めての『エネルギー白書』をまとめ同日閣議決定した。白書は、2003年はイラク情勢が緊迫化したにも関わらず、国内では石油に関する混乱が起きなかったことについて「170日分の石油備蓄や国民の冷静な対処があった」と分析した。
白書は、エネルギー政策基本法で定める3 つの方針(安定供給の確保、環境への適合、市場原理の活用)についての課題と取り組みを示した。
安定供給の確保については、アジア諸国との連携による石油備蓄体制や、産油国との対話、エネルギー源の多様化などを上げた。
新エネルギーの普及に向けたは燃料電池実用化のための規制再点検、国際強調の推進、バイオマス活用の推進を上げた。