ダイハツ工業の2005年3月期連結決算は、売上高が前期比9.7%増の1兆0900億円と初めて1兆円の大台を突破する見通しだ。国内販売を引き続き拡大させるほか、国内外でのトヨタ自動車からの受託車生産が前期の2倍強に増え、増収に貢献する。
単体ベースの国内販売は軽自動車が1.4%増の54万5000台、登録車が約2.6倍の2万2000台を計画している。登録車については6月にトヨタと共同開発した新型のリッターカーを投入する計画であり、山田隆哉社長は「今期を境に販売拡大に転じたい」としている。
増収効果や110億円にのぼる減価低減で営業利益は5.8%増の300億円、純利益は1.3%増の175億円を予想しており、3期連続の増収増益となる。