GM、フォードが6ATを共同開発

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GM、フォードが6ATを共同開発
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GMとフォードは、新型の6AT開発に7億2000万ドルを投資、3つの工場でパートナーシップを組む、と発表した。

この新型6ATは、フロントドライブ向けのトランスミッションで、燃費を4%向上させ、従来の4ATにないスムーズな動きを提供するという。開発された新型6ATは、2006年からGM、フォード双方で乗用車やSUVに搭載される予定。

現在北米で6ATを搭載する車両は全体の1%に過ぎない。しかしスムーズさや燃費の面からも、2010年には全体の15%、2015年には半分に6ATが搭載される、と両社では予測している。

今回の投資額内訳はGMが3億5000万ドル、フォードが3億7000万ドルだが、GMによると単独で開発を試みた場合の投資額は1社10億ドルを超える。またパートナーシップにより、開発期間も数カ月短縮される、という。

GMとフォードはこれまでにも互いのパーツを利用する、などのパートナーシップはとってきたが、今回のような大掛かりな共同開発はこれが初めて。世界最大と二番手の自動車メーカーによるパートナーシップだけに、業界の注目を集めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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